太陽光発電設備会社がヤギを飼い始めた理由

ヤギが太陽光発電の効率の悪化を防ぐ?

2015年2月、京都府精華町の太陽光発電設備会社・テンフィールズファクトリーがヤギの貸出事業を始めたというニュースが京都新聞で紹介されました。太陽光発電とヤギがどう関係しているのか、と新聞記事の見出しに多くの人が首をかしげましたが、その事業の目的は、「太陽光パネルの下部に生えた雑草をヤギに食べさせるため」というものでした。太陽光パネルの下部に生えた雑草が伸びてパネルの上部を覆ったりすると、発電効率が下がる可能性があります。それを事前に防ぐ除草作業を補助するために、テンフィールズファクトリーはヤギのレンタル事業を始めたというわけです。

草刈り機よりも効率よく環境に優しい、ヤギの除草作業

ヤギは2匹を約660平方メートルのエリアにはなった場合、約1週間程度でエリア内の雑草お食べつくしてくれます。そのため高い費用がかからず、環境にも優しい助走手段として注目されています。例えば草刈り機で除草を行った場合、CO2の排出、騒音といった公害問題の他、傾斜地などでは運転できない、刈り取った雑草の処分に時間がかかるなどの問題が生じます。これに対してヤギで除草作業を行う場合、CO2をほとんど排出しない、長時間の騒音もない、傾斜地でも活動できる、除草と処分を同時に行えるなどのメリットがあります。そのためヤギを飼っている公園や牧場では、除草作業のためのレンタルを引き受けているところも多いようです。

学研都市・精華町との関係性

京都府の相楽郡に位置する精華町は関西文化学術研究都市に指定されている場所であり、メガソーラー(大規模太陽光発電施設)が設置されている場所でもあります。将来的には次世代環境都市に指定される予定もあるこの町では、エネルギーの地産地消の推進が行われており、そのためメガソーラーに加えて、太陽光発電に関する学習施設も町内に設置されるなど、環境保全のための最新の科学技術が追求されている場所になっています。テンフィールズファクトリーはこの精華町に本拠地を置いており、購入したヤギは普段町内のけいはんな記念公園で飼育していますが、同社が行っている環境に優しいヤギの貸し出し事業も、環境保全のための学研都市である精華町に本拠地を置いていることが関係していると言えるでしょう。

エコに対する関心が高まっていますが、気になるのは太陽光発電の価格です。詳しく知りたいなら、各メーカーの最新機種を比較しましょう。