実務翻訳には言語能力だけではなく専門知識やノウハウも要求される

言語能力だけではできない実務翻訳

翻訳の大半を占めているのが、実務翻訳と呼ばれている分野のもので、これは産業界で利用される各種の文書を翻訳するというものです。このために、実務翻訳においては言語能力のみではなく、その分野の専門的な知識も要求されることになります。とかく翻訳といえば、言語能力が全てであるようなイメージを持たれがちですが、実は言語能力と共に、翻訳するものの内容に関する専門知識も必要とされる仕事なのです。よって、そうした分野の専門職であった人が、翻訳者としての仕事に携わっている場合が少なくないのです。

実務翻訳には専門知識とノウハウが要求される

例えば、医学分野や特許分野、IT分野などの文書翻訳である場合には、医学や特許、ITなどの専門知識がなければ、原文の意味が理解できないという場合が少なくありません。それらの専門用語についてなら、辞書を引くことで訳語を知ることができますが、そうした文書の意味合いを理解するためには、その分野の専門知識がなければまず無理なのです。また、医学文書や特許文書などには、独特の文書書式というものがあり、そうした書式に通じていなければ、顧客の要望を満たせる訳文を書くことはできません。

専門職であった人が能力を活かして翻訳者に

もちろん、そうした分野の専門知識のない翻訳者が、その専門知識を勉強して身に附けることもできなくはありません。しかし、そうした分野での実務経験を経ていなければわからないような、専門的なノウハウや独特の方式といったものがあるために、それもなかなかに容易なことではないのです。このために、実務翻訳の仕事では、元々そうした専門分野の仕事をしてきた人が、翻訳者となって自分の専門知識やノウハウを活かして、そうした分野の翻訳に当っている、といった場合がその多くを占めているのです。

情報を世界に向けて配信する場合には、各国の言語に翻訳する必要があります。そこで、多言語翻訳を活用していけます。